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Posted by あしたさぬき.JP at

2011年10月19日

明日香村長選11年OCT23日投開票

http://mainichi.jp/area/nara/news/20111019ddlk29010546000c.html
選挙:明日香村長選 告示 2新人が一騎打ち--23日投開票 /奈良


 前村長の辞職に伴う明日香村長選が18日告示され、いずれも無所属で新人の元県立医大法人企画部長、森川裕一氏(55)と、村社会福祉協議会長、嶋田英隆氏(71)の2人が立候補を届け出た。

 第一声で森川氏は「安心して暮らし続けられ、外からも若い人が入ってこられる明日香にしたい。そのためにも農業、観光などで働く場を作りたい」と主張した。嶋田氏は「村内の39の地区すべてで活性化事業をやって盛り上げたい。議論が行われている幼小中一貫教育について、真剣に、慎重に議論していきたい」と訴えた。

 投票は23日午前7時~午後8時、村内3投票所で。同日午後9時から村中央公民館で開票される。17日現在の有権者数は5247人(男2464人、女2783人)。【高島博之】

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 ◆立候補者(届け出順)

 ◇明日香村

森川裕一(もりかわ・ゆういち) 55 無新

 [元]県立医大法人企画部長[歴]県総合政策課長▽京大院

嶋田英隆(しまだ・ひでたか) 71 無新

 村社協会長[歴]奈良市水道局業務部長▽村教委員▽関大



2新人の一騎打ち - 活性化の手法争点/明日香村長選

2011年10月19日 奈良新聞
http://www.nara-np.co.jp/20111019103606.html


 現職の退任に伴う明日香村長選挙は18日告示され、前県立医大法人部長の新人、森川裕一候補(55)=無所属=と村社会福祉協議会長の新人、嶋田英隆候補(71)=同=が立候補を届け出て一騎打ちの戦いとなった。

 昭和55年の明日香村特別措置法(明日香法)施行から30年。うち約20年間の村政を担った関義清前村長(70)が5期目任期を約7カ月残して退任し、新たなリーダーが選ばれることになった…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
地元新聞、ネットではここまでだが、森川さんは前田国交相の大学の後輩になる。医大法人部長の前には協働推進課長、統計課、総合政策課など県政の中枢を担ってきた。父親は明日香村の文化財保護に取り組む文化人。
嶋田英隆候補も奈良市職員の経験があり、福祉分野の実績があり村会議員たちが推しているらしい。

出陣式の動員数は各350人。森川陣営には橿原市選出の森山賀文県議(前田氏の元秘書)とそして柿本善也・前奈良県知事とその夫人と学校が同窓である(県会質問でいっていた)という神田かづよ議員(自民・田野瀬良太郎の親衛)が駆けつけている。
嶋田氏は直接は存じ上げないが高市郡選出の山本のぶあき県議がブログで支持を明言し日々行動をレポートしている。http://ameblo.jp/yamamotonobuaki
9月20日の立候補を受けた毎日新聞の記事で「選挙:明日香村長選 嶋田氏が立候補表明 無所属、2人目 /奈良」http://mainichi.jp/area/nara/news/20110921ddlk29010524000c.htmlによれば
嶋田氏は62年に関西大文学部を卒業。民間企業を経て65年に奈良市水道局に入局し、業務部長などを歴任、00年に定年退職した。その後は、村総代会長や村教育委員長などを務めている。

 立候補について「愛村心は誰にも負けず、これまでの活動の集大成として村に恩返しがしたい」と説明。「村に39ある大字がそれぞれの特性を生かして活性化する事業を推進し、村の観光課を復活させて観光事業をさらに充実させたい」と話した。

日本という国家のはじまりのはじまり。
くらげなすただよえる部族連合から律令国家へ歩みを始めた改新の舞台。
残念ながらこの村に投票権はないが隣接自治体居住者として熱く見守りたい。  


Posted by こくぶん at 23:46ほっとけないっ!What matters..

2010年04月03日

終末自民ー民主主義の否定

自民党の若林正俊・元農相(参院長野選挙区)が2日、参院本会議での「代理投票」という前代未聞の不祥事で辞職したことは、今国会でしばしば指摘されてきた国会の規律の低下を改めて露呈し、議会史上の汚点となった。

おとなりが「ぬえ」のような人物であるだけに根は深い。
「有権者は家で眠っていてくれればいい」とか、「投票率が低くなることを願う」などど
堂々と公言する選挙事務所の参謀にあきれていたが、こんな民意をくみ上げることを放棄した
結末がこのような行動になって現れたのだろう。
大臣になってうれしそうな晴れ舞台写真の不気味さを思い出す。

  


2010年02月09日

水平社博物館閉鎖?

いかのようなものづくりの原点を示す体験型イベントもあった。
第12回特別展
「こんなん知ってた!?―はじめての部落問題―」
期間-2009年5月1日(金)~2009年8月30日(日)
 私たちの身の回りにはたくさん牛がいます。「牛は鳴き声のほかは捨てるところがない」といわれるほどいろいろなものに利用され、食用のお肉はもちろん、皮はランドセルや靴、野球のグラブや高級バッグに変身しています。私たちは牛の命をいただくことで快適に暮らしていますが、生きた牛のままだと食べることも皮を利用する事もできません。
 生きた牛を解体することを「と畜」といい、この仕事は食肉流通センターで行われています。そこで働く職人さんは、常に衛生に気を配りながら見事なナイフ技術で牛を捌いていきます。一人前になるには10年かかるのだそうです。
 このように「と畜」は私たちの暮らしに必要不可欠な仕事ですが、部落問題とどういう関係があるのでしょうか。
 展示は、子どもたちの理解を助け、楽しんで学んでもらえるように努めています。この機会に身近に感じられる部落問題について、親子で学んでみませんか。
 参加体験型学習のイベントも企画していますので、ご参加ください。


関連イベント
参加体験型学習
5月16日(土)
9:30~16:00 ホルモン料理教室「トリップを調理しちゃおう」
(講師:ビストロイマイ オーナーシェフ 今井博文さん) 定員20名
6月13日(土)
13:30~16:00 桐でハンズオン「ミニ桐下駄をつくろう」
(講師:竹川桐材店 竹川忠成さん) 定員30名
7月28日(火)
13:30~16:00 革でハンズオン「小物をつくろう」
(講師:社会教育指導員 吉住光洋さん) 定員25名
8月29日(土)
10:00~16:00 イラストを楽しむ「夢を描いてみよう」
(講師:芸術家 濱木栄司さん) 定員30名
○申込締切 開催日の2週間前
○お問合せ 水平社博物館(TEL0745-62-5588)まで
会場はいずれも柏原解放センター
(水平社博物館隣り)

  


2009年11月15日

悲しみの連鎖

広島県と島根県、中国山地のニュースであったはずが、
突然香川県綾川町という近しい名前が出てきた。
つまり、綾川町に斎場があり、となりの坂出市の出身ということであるらしい。

「夢多い人生断たれた」=平岡さん、香川で葬儀-大学では献花式・女子大生遺体事件
11月15日16時30分配信 時事通信

 広島県の山中で遺体が見つかった島根県立大1年平岡都さん(19)の葬儀が15日、香川県綾川町の斎場で営まれた。時折強風が吹き付ける中、正午前からの葬儀には約350人が参列し、平岡さんの死を悼んだ。
 平岡さんの実家は、綾川町の隣にある坂出市。香川県警犯罪被害者支援室によると、平岡さんの父旦さんは言葉を詰まらせながら、「自分より先に逝ってしまうとは思ってもみなかった。友人の方には都の分まで、今後しっかり生きてほしい」とあいさつしたという。
 平岡さんの遺体を乗せた車が斎場を出た際、目頭をハンカチで押さえる人の姿も。悲しみにうち沈み、しばらく斎場前で身を寄せ合う人も見られた。
 参列した島根県立大の本田雄一学長は葬儀後、「非業の死を遂げ、19歳という夢の多い人生を断たれた」と憤りをあらわにし、一刻も早い犯人の逮捕と事件の解決を望んだ。
 一方、島根県浜田市の同大では同日午後、献花式が営まれ、100人を超える学生らが参加した。飯田泰三副学長は「大学生活は始まったばかりで、それを突然奪われた無念さを思うと悔しい」などとあいさつした。献花台は20日まで同大講堂に設置される。    


2009年05月24日

地域医療再生の処方せん~最前線に立つ5人の提言~

とりあえず視聴

地域医療再生の処方せん~最前線に立つ5人の提言~▽地域医療・再生への道▽最前線に立つ専門家5人の提言▽医師不足で相次ぐ自治体病院の経営危機▽町から入院ベッドが消えた▽医療と福祉・一体化で高齢者を守れ▽総合医を地域で育てる▽鍵は住民の意識改革▽医師を呼び込むネットワーク
  


2009年04月27日

あゆちの風祝い、倭国の首都未来を考える。


河村氏が初当選 名古屋市長選 (1/2ページ)
2009.4.26 21:05

このニュースのトピックス:選挙

テレビであの人懐っこい名古屋弁の当選第一声が聞けるかとテレビをつけたが、無機質なアナウンサーの標準語が聞こえてきただけであった。中日新聞にアクセスしたところ、しっかりネットでも配信されていたのに驚いたのは奈良ローカルの田舎感覚に染まっていることを証明してしまったということかもしれない。
産経新聞の一報をMSNニュースで確認、市議とおそらくその支持団体であろう、連合が、支持を見送りながらも影響がなかったという、圧倒的な河村氏の人間的魅力とその対極にある顔のない労働貴族票の無力さを物語っているといえよう。
都市の投票率を2倍以上に上昇させ、多分、河村氏を「とうちゃん候補」とする若い、20代ー30代の男性たちが投票に出向いたのであろう。
民主党にとおいて、党首候補となるだけの数の推薦人もあつめられないが、「首相になる」といい続けてきた”夢見る男”、町工場の労働者の汗を名古屋弁で振りまいて、経済的にもっとも落ち込んでいつ地帯のひとつにおいて、「ものづくり」の原点の力を呼び覚ましたのだろうと思う。そして、Central JapanのCapital cityの首長になった。どん底景気から這い上がるというやりがいのある課題とともに。
選挙権はないが、応援に出かけたくなる候補というのがいるが、河村さんはその一人だった。
前回の知事選の元犬山市長の”あゆちの風、吹かまい”というメッセージが今、叶ったといえよう。
風は起こったばかり。
奈良では強風のあおりで平城宮跡に設けたテントが転倒。
26日、出来レースと誰もが驚きもしない感動もしない
数十年前のヒットソングメーカによる祭典のテーマミュージックが発表され、会場で流れていたが、
雨音と喧騒に掻き消されていた。
この平城京、全国の働く人々の血と汗と涙で作られたということを忘れ、キャラクター騒動で
「PRされた」と喜んでいる内向きの人々への痛打なのだが気づいていないだろうな。
このイベントは「アースデー平城京」という環境を考える催しが5年前から併設され、環境問題を
真剣に考える人々が宮跡資料館に集まっていた。
漫画家のやなせたかしさんが「官僚制の発祥の地」という漫画メッセージを同資料館の壁面に
残していて、環境会議の主催者はこれを見落とさず、「ここは国家の始まりの地、ここから環境問題をしっかり考えていこう」と呼びかけた。
同資料館は21年前のならシルクロード博覧会で日曜開館となり、その数年後に改装され、この際に中庭が設けられ、ここにはシルクロードの象徴であるぶどう棚が設けられている。
一本の葡萄が庇全体に枝を伸ばしている。
改装はこの”元気ぶどう棚”を中心に屋外の誘導を考えて設計していただきたいものだ。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090426/stt0904262028002-n1.htm名古屋市長選で当選を確実にし、バンザイする河村たかし氏= 26日午後9時25分 名古屋市東区(中島信生撮影) 任期満了に伴う名古屋市長選は26日投票、即日開票され、民主推薦で無所属新人の前衆院議員、河村たかし氏(60)が、自民、公明の県組織が支持する元中部経済産業局長の細川昌彦氏(54)、共産推薦で愛知県商工団体連合会会長の太田義郎氏(65)ら3人を破り初当選を果たした。西松建設の違法献金事件で小沢一郎民主党代表の公設第1秘書が逮捕・起訴された後、千葉、秋田両県知事選で敗れた民主党は連敗に歯止めをかけた。投票率は50・54%(前回27・50%)だった。

 これまで続いた共産以外の与野党相乗りの構図が崩れ、同市長選としては32年ぶりに与党と野党第一党が激突する選挙となった。河村氏が当選したものの、小沢氏の代表進退問題は引き続き、同党に影を投げかけている。

 河村氏は衆院議員で5回当選した知名度を武器に序盤から選挙戦をリード。「市民税1割減税」「市長報酬減額」などの公約を掲げ、自転車に乗って連日市内を回り、無党派層の支持拡大に努めた。公約内容や推薦の経緯をめぐって民主党市議の一部が反発、連合愛知も推薦を見送ったが大きな影響はなかった。終盤には小沢氏のほか、鳩山由紀夫幹事長、菅直人代表代行ら民主党幹部も次々と応援に入った。
  


2009年01月23日

展覧会の図録ー奈良国立博物館の不思議

確か4年前、奈良国立博物館で開催された「奈良の工芸」展のおりに、全く内容不明のポスターにまず疑問を持ち、

最後の日に出かけたものの、説明を知りたかったものの、会場内に図録はなく、てっきり制作されていないのだろうかと思ったところ、解説ボランティアの方が一生懸命に読みながら展観されているではないか。近代の歴史と相まった土産物発生史の証人のような展示も多く、たとえば、「橿原人形」などの解説を書き写す時間もないし、撮影も不可能であるから、図録を記録として手にいれたいとボランティアに案内を訪ねるのではなく、彼女が抱えている図録はどこで手に入るのかと尋ねた。

入口で販売していると告げられ、通常より長い階段を駆け下りて階下にたどり着くと図録は「閲覧用」として階下の入口にくくりつけられていたが、入口での販売は終了しているから、地階で購入する以外にないと告げられた。とても地階まで購入に出向いて帰還して展示を見て回るだけの時間はない。結局、展示が終わった後、別の日に残余の図録から購入したと記憶する。

解説ボランティアが配備されていれば図録は不要ではあるまい。

こうした分離状態の故に図録はその存在さえも知られることなく、重要文化財建造物の近代建築である旧館に至る長い地下廊下の奥にある売店に所在を続ける。

通常、展覧会王国・京都の展覧会では同一フロアーで図録が売られていて、展示の余韻を持ち帰りたいと購入して、後ではあまり開かないという場合もあるが、とにかく、一定の満足感を持って帰ることができる。

ある時に先に図録を入手して、ゴーギャンの展覧会を人を誘って見に出かけた。

何かおかしい。図録の色調、特に「赤」の発色がやや茶色がかっているのである。

ゴーギャンから色を抜いたら、あまりインパクトがないという新しい発見もできたのだが、以来、極力、購入した図録は実物の色合いと照らし合わせながら展観するようになった。

 

 情報源として図録はこのように念入りに扱われる。さらに、博物館の場合は常にしっかりした高精細印刷で、私が体験したゴーギャン展の場合のような”発見”の機会はないのだが、ここに加えられている解説が、ある場合には一度では理解できないほど深甚であったり、時代背景の知識が要求される内容であったりと奥深いのである。

  また、知悉している、何度も見かける仏像や工芸品であっても、レイアウトやライティングでその都度、新しい発見を得る場合もある。

 こうした出会いを支えるのは、解説ボランティアであるかもしれないが、独立行政法人の博物館に経済循環も与える図録の購入促進策でもあろう。図録を読んでも分からないから尋ねるということで理解はさらに深まる。

 

 かつて、「東大寺のすべて」という、その存在に相応しい重厚長大な図録が制作されたこともあったが、概ね、奈良国立博物館の図録は重量にも配慮していて、電車の帰りにゆっくり余韻にふけりながら読むことで手首を骨折したり、落下によって足を痛める心配もさほどない。

 

どうして、図録を館内に配備しないのか、かつて、旧館をエントランスとした展覧会においては入口と出口に図録やグッズ販売所があったと思う。

 これが地下廊に大きな売り場ができることによってそっくりこの地下廊の売り場に

委ねてしまった感がある。

 

 南都仏教は仏教伝来の国際的旅路とともに国家創成に賭けたさまざまな人々の情念、特に、紀元前からの大帝国ペルシャ崩壊、百済滅亡といった西ー東アジアの大動乱を反映した多民族多文化共生と融合を伝える。

 

 こうした仏教美術もさることながら、この長い歴史の中で培われた工芸、さらには伝統芸能や神仏関連の祭礼という無形民俗芸能となると「言葉」の助けを借りなければ

十分理解し、また、他の人々と共有できるものではない。

 ある時にHPで韓国と日本の考古遺物の公開比較シンポの開催を見かけて出向いたのだが、ここでも参考資料としての図録は所在していなかった。

それにして も、図録は、税金を用いて制作されているのに、展示空間に置かれないのだろうか。

以前、漆芸の選定技術保持者である北村照斎氏の展覧会では会期の初期に、奈良女子大の裏門近くにある長春亭で学芸スタッフたちを誘った副館長にお会いしたのでお伝えした。最後の日に見にいったときには展示室に、この館としては、珍しく図録がおかれ、よく読まれたのであろう手垢がまんべんなくどのページにも付いた様を実に嬉しく思い、購入しようと思ったが、図録は完売したとのことで私は入手できなかった。

書籍販売ネットの中に廃刊本を再発行するために賛同者を募るという

サイトがあったと記憶する。よく似た趣旨のサイトを参考までに挙げる。

http://hisashim.livejournal.com/407058.html

この漆の輝きをエレガントに再現した、適度な大きさのキュートな図録を

ぜひとも再販していただきたいものだと思う。

解説ボランティア養成に意を用いるのも地域貢献の一つであろうが、図録というGUIはいつでもどこでもだれでも博物館の余韻を味わい、あるいは未知・未踏の潜在的観客を誘う、絶好のユビキタスな存在なのだということ、2月から始まる「お水取り」の展覧会ではぜひとも会場内にソファーなどとともに置き、来場者たちの手垢にまみれさせていただきたいと思う。
  


2008年11月08日

これで委員会?-中央アルプス長野素通貫通リニア

先日、国分寺サミットが、東京都国分寺市で開催され、前日に奈良から京都駅発の夜行バスで横浜へ。
そこから新宿ー湘南ラインで国分寺、中央本線で名古屋まで帰ろうと切符を買った。中央本線在来線の魅力は、いつも満杯の特急を尻目に、贅沢に空間を用いて高原の渓谷美をゆっくり堪能できる点にある。また、新宿から東海道線を使えば迅速であることはわかっているが、緑したたる武蔵野から高層ビルのコンクリートジャングルに戻る気にはならなかったのだ。
立川から高尾、甲府と乗り継ぎ、甲府で時間待ち。ご当地名物の信玄団子とクリを用いた黒玉があるのだという問答を売店で楽しみ、名古屋以降の切符を購入がてら緑の窓口に立ち寄り尋ねたところ、在来線だと京都着は翌朝6時になるということ。
あわてて甲府ー塩尻、塩尻ー名古屋の特急券を合わせて購入。やむなく自由席車両に乗ったが、通勤電車並みの超満員。
もっと早く東京を出ればよかったと大いに後悔した。
在来線を用いていると駅の構造をかいまみることが7できるのも魅力。それにしても、駅舎はさまざまな出会いの場であり地域再生の拠点になっていくべきではないのかというも思う。
しかし、最近の駅舎ではトイレを設けない設計を進めているという。人をモノとして運んで収益を高めるという守銭奴根性の発露だと思っていた。

中央新幹線のトンネルぶちぬき構想もその延長上にあるのではないか。



リニア新幹線「南アルプス貫通ルート」 長野県知事猛反対で可能なのか
10月23日20時45分配信 J-CASTニュース


 JR東海が、2025年に東京~名古屋間で営業開始を目指しているリニア中央新幹線計画について、「南アルプスをトンネルで直線に貫くルート」が可能であるとの地形・地質調査の結果が国土交通省に提出された。ルート決定に向けての協議が始まるのはこれからだが、南アルプスを迂回するルートを望んでいる長野県では、知事が「長野県の土の上か下で何かやるという話に県が全くかかわらないなんてことは許されるのか」と早くも噛み付いている。

■直線で距離が最も短く、合理性が高い

 JR東海は2008年10月22日、リニア中央新幹線の路線建設に向けた東京~大阪間で行った地形・地質調査の結果報告を国土交通省に提出したと発表した。調査は、山梨県甲府市から木曽谷を南下する「Aルート」、長野県北部の伊那谷を通る「Bルート」、南アルプスをトンネルで貫く直線の「Cルート」、これら3ルートを想定して行われた。

 このうち「Cルート」は、鉄道では異例の長さのトンネルが貫通することが想定され、調査報告書によれば、通常の新幹線方式(粘着駆動方式)で全長40キロ、リニア方式(超伝導磁気浮上式)では全長20キロ程度のトンネルが建設されることが予想される。調査では、掘削に伴う湧き水の発生に注意する必要があるものの、過去の上越新幹線のトンネルや自動車道のトンネル工事の事例から、建設が可能であると結論付けられた。

 JR東海は5兆円超の建設費を自己負担する方針で、直線で距離が最も短く合理性の高い「Cルート」を念頭に置いている。同社広報部はJ-CASTニュースに対し、

  「民間が自己資金でやるとなれば、一般論で言えば建設費が安い方がいいということになる。そういう点からいえば直線ルートが望ましいというのは前々から申し上げてきたことだが、(ルートについては)これから調整させていただくことになる」

と話す。ただ、「Bルート」を要望している長野県では、「Cルート」に反発を示しており、JR東海との協議はどうやら一筋縄では行かなそうだ。

 長野県の村井仁知事は08年10月17日の定例会見で、「現在の長野県の総意であるBルートということを強く主張する」とした上で、

  「長野県の土の上で、上か下か知らないけれど、そこで何かやるという話に私たちが全くかかわらないなんて、そのようなことを皆さんそもそもお許しになるのか」

と述べた。

■20年前にBルートで意見一致

 いわば、長野県の地下を「素通り」する可能性がある「Cルート」案に噛み付いたかたちだ。さらに村井知事は、会見のなかで、県内で「Aルート」と「Bルート」の方針を一本化するのにも「相当壮絶な議論があった」として、

  「それを全く無視して突然Cルートだなんて言われたって、それは簡単に『ああそうですか』なんて言えるはずがない」

 と語気を強めた。長野県では、「地域振興」というメリットを念頭に、「20年前にBルートということで意見をまとめさせていただいており、関係機関に既に要請活動している」(交通政策課)という事情もある。

 一方、山梨県の横内正明知事は08年10月21日、「駅については、当然、山梨県には設置されるものだと思っている」と述べたほか、ルートについても「JR東海と国土交通省が決めるということが適当ではないか」と話している。

 南アルプスを直線で貫くことで、最短40分で東京~名古屋間を結ぶ「速さ」が売りとなるリニア中央新幹線計画。その一方で、長野県とJR東海の協議がすんなりいくとは考えにくい状況だ。