2009年02月11日
信時潔考-1
本日2月11日は建国記念の日。
となりの橿原神宮は例年のにぎわいを見せている。
足を痛めていることもあり、とかなんとかいって、今年も野次馬になりそびれた。
しかし、この素晴らしい広葉樹の森について、その恩恵に浴している市民や県民が
何か考える機会として、浮動型国民の祝日が多いなかで不動のこの記念日を活用してみたいと
思う。
家族で手作りのカステラを堅実に作っている店は、店主がもと劇団員であったことも
手伝ってか、古民家の並びにあって、柔らかな木材で内装を整えた上に、
冬は火鉢に炭を”いこして”客を迎えてくれる。この炭のかすかな香りが、この重要文化財の民家建造物
8棟を含む建造物群からなる寺内町でいただくカステラという、昔のお見舞い必須アイテム、つまり、尋常ならざるぜいたくな
味覚であった時代とも重なってつきづきしいのである。
店主がカステラの箱を折っておられたのであれこれ話を聞いていただき、また、的を得た観光関連の
問題指摘を得ることができた。
そんな中で、先般、東京都国分寺市の国分寺サミットで出会った同地在住だった信時潔という作曲家の
話をすると自分の母校の校歌が信時だったという。早速検索すると、北原白秋の出身地でもある福岡県柳川市の
伝習館高校の古い方の校歌が信時作曲、佐藤春夫作詞であった。
丁寧にもCD録音がアップされていて視聴できた。
歌詞も素晴らしく、また、男声の和声がなんというか、あでやかとでもいう深さを備えている。
http://www.denshukan.jp/soshiki/kouki.html
さらに検索していくと、桐朋中学・高校の校歌
http://www.toho.ed.jp/guidance/song/
は佐藤春夫の直筆とともに信時の曲に合わせた歌声を聴くことができる。
年代特有の若い声の魅力もさることながら、心の奥に訴える旋律があるのだろうか。
かつて、ドイツの現代音楽、といっても古典になりつつあるが、ヒンデミットの「気質に寄せる4楽章」という
音楽をFM放送で聞いたときの感覚に近いというべきだろうか。
さて、本格的に信時音楽を視聴する前にインターネットの「海」ゆかば・・・
となりの橿原神宮は例年のにぎわいを見せている。
足を痛めていることもあり、とかなんとかいって、今年も野次馬になりそびれた。
しかし、この素晴らしい広葉樹の森について、その恩恵に浴している市民や県民が
何か考える機会として、浮動型国民の祝日が多いなかで不動のこの記念日を活用してみたいと
思う。
家族で手作りのカステラを堅実に作っている店は、店主がもと劇団員であったことも
手伝ってか、古民家の並びにあって、柔らかな木材で内装を整えた上に、
冬は火鉢に炭を”いこして”客を迎えてくれる。この炭のかすかな香りが、この重要文化財の民家建造物
8棟を含む建造物群からなる寺内町でいただくカステラという、昔のお見舞い必須アイテム、つまり、尋常ならざるぜいたくな
味覚であった時代とも重なってつきづきしいのである。
店主がカステラの箱を折っておられたのであれこれ話を聞いていただき、また、的を得た観光関連の
問題指摘を得ることができた。
そんな中で、先般、東京都国分寺市の国分寺サミットで出会った同地在住だった信時潔という作曲家の
話をすると自分の母校の校歌が信時だったという。早速検索すると、北原白秋の出身地でもある福岡県柳川市の
伝習館高校の古い方の校歌が信時作曲、佐藤春夫作詞であった。
丁寧にもCD録音がアップされていて視聴できた。
歌詞も素晴らしく、また、男声の和声がなんというか、あでやかとでもいう深さを備えている。
http://www.denshukan.jp/soshiki/kouki.html
さらに検索していくと、桐朋中学・高校の校歌
http://www.toho.ed.jp/guidance/song/
は佐藤春夫の直筆とともに信時の曲に合わせた歌声を聴くことができる。
年代特有の若い声の魅力もさることながら、心の奥に訴える旋律があるのだろうか。
かつて、ドイツの現代音楽、といっても古典になりつつあるが、ヒンデミットの「気質に寄せる4楽章」という
音楽をFM放送で聞いたときの感覚に近いというべきだろうか。
さて、本格的に信時音楽を視聴する前にインターネットの「海」ゆかば・・・
Posted by こくぶん at 20:22│Comments(0)
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