2008年07月24日
宗教画家ー杉本哲郎展@京都国立博物館
アジャンタ・シーギリヤ壁画模写
-70年目の衝撃-
が京都国立博物館で開催されている。
その画業についてはhttp://www.kyohaku.go.jp/jp/tenji/chinretsu/sugimoto_teturou/sugimoto_teturou2008
に詳しいが、昨年、11月11日、奈良県郡山市、工業団地に隣接した一画、
といってももともとその寺を中心とした額田部氏の里、額安寺で
以下のような舎利奉納式があったことから、気になっている。
その奉納のご縁が、西大寺に住み、南都仏教復興再生サポータ研究史と
その実践をライフワークとする奈良学者・青山茂氏の夫人にあるということ。
そして昨年の奉納の後、夫人が亡くなられたとある集いで別の方から聞いて
不思議な縁を感じている。
いずれにしても、この寺で出家し、釈迦の精神に還れと説いて戒律復興によって南都仏教を真言律として
再生した叡尊の弟子となり、鎌倉幕府の本拠地で南都の技術を駆使して、救ライ活動など社会福祉の先覚者と
なった忍性(にんしょう)は、石工たちを引き連れて関東下向。師の墓の巨大な五輪塔はじめ、自らの墓を鎌倉極楽寺ほか3箇所に設けて分骨し、同寺の隣接地、生駒竹林寺とそれぞれの記念碑とした。
瀬戸内海の海上交通を支配し、また、唐招提寺の復興を物心両面で支え、特に鎌倉から
鑑真和上の苦難の旅を描いた『唐征絵巻』(重文)を贈るなど、戒律復興を、絵画という「かたち」で残し
連綿と南都仏教の伝統を繋いだといえる。
インドアジャンターの模写壁画、聖地・インドを慕った中世南都の僧たちに手向けたい。
http://yobikousite.blog117.fc2.com/blog-entry-733.html
仏舎利拝受式:故・杉本画伯の長男が奉納--大和郡山・額安寺 /奈良
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071127-00000283-mailo-l29
宗教画を中心に世界で活躍した故・杉本哲郎画伯が生前、インドのネール首相(1889~1964)から贈られたという釈迦(しゃか)の遺骨・仏舎利(ぶっしゃり)が、大和郡山市額田部寺町の額安寺(喜多寿佳住職)に奉納された。
仏舎利は杉本画伯の死後、長男一郎さん(78)が受け継いで保管していた。
最新学問情報は・・・学問ランキング
額安寺は聖徳太子が建立した「熊凝精舎(くまごりしょうじゃ)」(学問修業の道場)があったとされる地に建つ古刹(こさつ)で、一郎さんは「安置場所にふさわしい」と奉納を決めた。
関係者ら約200人が参加した拝受式では、一郎さんから喜多住職に、円形の小さな入れ物に入った舎利が手渡された。一郎さんは「おやじも喜んでくれているはず」と笑顔で話した。喜多住職も「仏教の精神を多くの人に伝えるきっかけにしたい」と喜びを語った。寺では今後、仏舎利を安置する仏塔を建立する浄財を募る予定。【花澤茂人】
11月27日朝刊
-70年目の衝撃-
が京都国立博物館で開催されている。
その画業についてはhttp://www.kyohaku.go.jp/jp/tenji/chinretsu/sugimoto_teturou/sugimoto_teturou2008
に詳しいが、昨年、11月11日、奈良県郡山市、工業団地に隣接した一画、
といってももともとその寺を中心とした額田部氏の里、額安寺で
以下のような舎利奉納式があったことから、気になっている。
その奉納のご縁が、西大寺に住み、南都仏教復興再生サポータ研究史と
その実践をライフワークとする奈良学者・青山茂氏の夫人にあるということ。
そして昨年の奉納の後、夫人が亡くなられたとある集いで別の方から聞いて
不思議な縁を感じている。
いずれにしても、この寺で出家し、釈迦の精神に還れと説いて戒律復興によって南都仏教を真言律として
再生した叡尊の弟子となり、鎌倉幕府の本拠地で南都の技術を駆使して、救ライ活動など社会福祉の先覚者と
なった忍性(にんしょう)は、石工たちを引き連れて関東下向。師の墓の巨大な五輪塔はじめ、自らの墓を鎌倉極楽寺ほか3箇所に設けて分骨し、同寺の隣接地、生駒竹林寺とそれぞれの記念碑とした。
瀬戸内海の海上交通を支配し、また、唐招提寺の復興を物心両面で支え、特に鎌倉から
鑑真和上の苦難の旅を描いた『唐征絵巻』(重文)を贈るなど、戒律復興を、絵画という「かたち」で残し
連綿と南都仏教の伝統を繋いだといえる。
インドアジャンターの模写壁画、聖地・インドを慕った中世南都の僧たちに手向けたい。
http://yobikousite.blog117.fc2.com/blog-entry-733.html
仏舎利拝受式:故・杉本画伯の長男が奉納--大和郡山・額安寺 /奈良
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071127-00000283-mailo-l29
宗教画を中心に世界で活躍した故・杉本哲郎画伯が生前、インドのネール首相(1889~1964)から贈られたという釈迦(しゃか)の遺骨・仏舎利(ぶっしゃり)が、大和郡山市額田部寺町の額安寺(喜多寿佳住職)に奉納された。
仏舎利は杉本画伯の死後、長男一郎さん(78)が受け継いで保管していた。
最新学問情報は・・・学問ランキング
額安寺は聖徳太子が建立した「熊凝精舎(くまごりしょうじゃ)」(学問修業の道場)があったとされる地に建つ古刹(こさつ)で、一郎さんは「安置場所にふさわしい」と奉納を決めた。
関係者ら約200人が参加した拝受式では、一郎さんから喜多住職に、円形の小さな入れ物に入った舎利が手渡された。一郎さんは「おやじも喜んでくれているはず」と笑顔で話した。喜多住職も「仏教の精神を多くの人に伝えるきっかけにしたい」と喜びを語った。寺では今後、仏舎利を安置する仏塔を建立する浄財を募る予定。【花澤茂人】
11月27日朝刊
Posted by こくぶん at 14:24│Comments(0)
│仏教